8/24(土)からはじまったリーグ戦プレシーズンマッチ。
新しい試みではあるんですが、波乱が起きそうな予感がしています。
このリーグ戦。どんなところが課題なのか考察してみます。
グループわけは適切なのか?
まず、リーグを決定するためのグループ分けについて見てみましょう。
そもそもグループに偏りがあるとおもしろくなくなっちゃいますからね。
こちらが各グループの平均戦闘力と標準偏差です。
標準偏差というのは偏り具合のことで、平均から上下にどれだけ振れ幅があるかって数値だと思ってください。
例えば平均が1,000で標準偏差が200だったら、1,000に対して上下に200くらい、つまり1200~800くらいの間にみんないるよ~って意味です。
圏外の血盟数というのは、血盟戦闘力上位1,000位(8/25付け公式発表より)に入っていない血盟の数です。
こちらを見ると、おおむね平均戦闘力は1億5千万ほど、標準偏差は4千万。
グループ間の差異はそれほどないと言えます。
出身サーバーには多少の偏りが見られましたが、そこまでバランスを取ろうとすると結構大変な作業になるので、このくらいが適切ではないかと思います。
順位付け仕様について
ここからちょっと課題を挙げていこうと思います。
まず、リーグ戦と言っておきながら組み合わせがランダムで、最終順位決定がトーナメントであることについて。
以前にリネレボニュースにも書きましたが、日本ではリーグ戦と言えば普通は総当たり戦を指します。
その中に勝ち抜き戦であるトーナメントを入れるというのは違和感があります。
ここは言葉の定義の問題なので、まぁスルーするとして…。
リーグ決定戦による順位のつけかたの説明文、読みました?
- 対戦の勝敗数(勝ち数が多い方を優先)
- マッチ勝敗ポイント(3戦2勝先取のうち勝ちを5P、負けを-1Pとして計算)
- 刻印時間(全マッチの合計時間が少ない血盟を優先)
- キル数(全マッチのキル数が多い血盟を優先)
- 血盟戦闘力(低い血盟を優先)
上から順に判断されて順位が決定し、それに基づいてリーグがわけられます。
実際に昨日の試合結果に基づいて、グループ1の順位を付けてみます。
戦闘力は 8/25(日)6時 公式発表より
いかがでしょうか。
アレ? と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私が気付いた点を挙げてみます。
●刻印時間が少ない方が優勢
無気力要塞戦となり、誰も何もしないで時間切れになると刻印時間ゼロで勝敗が決定する場合があります。
このときに刻印時間がゼロの血盟を強い血盟として判断してよいのでしょうか?
また、接戦となり刻印のし合いになって細かい刻印を積み重ねるよりも、1回の刻印で勝敗が決まった試合の方が評価が高いということになります。ちょっと違和感がありませんか?
●刻印時間の謎の小数点
40.xxxの刻印時間が並んでいます。
これは2試合の刻印時間の合計なわけなんですが、この小数点以下の数字って本当に信用できるのでしょうか。
一瞬でカットされたものなんでしょうか。
この数値、ちょっとあやしいと思いませんか?
●刻印時間が同じだったらキル数が多い方が優勢
対戦した血盟に戦力差があった場合、サクッと1回の刻印で勝敗が決することがあるでしょう。
40秒の刻印時間が並んでいるのを見れば一目瞭然ですよね。
このとき、キル数が多い方が優勢となるわけです。
つまり、この試合は楽に勝てそうだなと思ったら、延々とキルを繰り返していた方がよいという訳です。
試合時間は優劣に関係しないですからね。
健全とは言えない印象を持ちます。
●質が異なる試合を刻印時間、キル数で比較してよいのか?
1つの試合の中で刻印しきれなかった場合に、刻印時間やキル数で判定勝ちになるってのはわかるんですよ。
でもこれ、全く質の異なる試合を刻印時間やキル数で比較して順位を付けようとしてますよね。
これ、不公平じゃないですかね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
結論を言うと、リーグ戦プレシーズンマッチは
『血盟の強さよりも組み合わせ運に左右される大会』
だと言うことができます。
問題点だけ挙げて、改善案を出さないのはよくないと思うんですが、どうすればいいのかなぁ…。
1番いいのは総当たり戦にして本当のリーグ戦にすることだと思うんですが、血盟数をもっと絞ったり、グループを細かくわけないと現実的じゃないですね。
あと、試合の開催時間も課題ですよね。
毎週土日の19時に開催されるようになると…。
以前行われたアンケート結果がこうだったので、こうしましたとかって公開してくれればいろいろ納得もいったり、それならこうした方がいいんじゃない? とかってできるんだけど、それもないからなぁ。
大会を乱発するよりは、要塞戦のマップを増やしたり、ギミックを加える方を優先した方がいいような気がするなぁ。
皆さんはどう思いますか?
それでは、また。