AIイラストを効率よく生成するプロンプト入力テクニック

プロンプトを入力する際、無秩序にワードを並べてはいませんか？
今回はAIイラストを効率よく生成するプロンプト入力テクニックをまとめました。

プロンプト入力規則を設けよう

プロンプト入力はワードを無秩序に並べていくのではなく、入力規則を設けて入力した方がよいです。
以下は私が設けている入力規則です。ワードを入力する順番を決めています。

以下に例を示します。

masterpiece, best quality, dutch angle,
1girl, solo,
elf, large breasts, blonde hair, long hair, aqua eyes, <lora:xxx_v1:0.6>,
knight, revealing clothes, gloves, cape, cleavage, frilled skirt, thigh boots,
standing, arms behind head, floating hair,
outdoors, wind

このように規則を設けてプロンプトを入力すると、後から見返したときにどこに何が書かれているのかすぐにわかるようになります。また、キャラクターの特徴を変えたい、衣装を変えたい、背景を変えたいといったときに、自分が生成した他の画像から簡単にプロンプトを流用できるようになります。

1.品質に関するワード

品質に関するワードには、以下のようなワードを入れます。

masterpiece, best quality,は冒頭に入れる必須級のワードです。

xxx detailedと、beautiful xxxは好みで入れてください。どのくらい入れるかで絵の方向性が変わります。

リアルな画風にしたければ、realisticを入れてください。入れるならウェイト調整もした方がいいです。

アングルもここに入れます。
私のおススメはdutch angleです。躍動感のある構図が生成されやすくなるので常に入れっぱなしでいいです。

ここに入れるワードは絵の方向性を決める重要なものなので固定します。
どんな画像を生成する場合でも変更することはありません。

2.NSFW宣言と人数に関するワード

ここはほぼ記述する内容が決まっています。

男女のセックスの場合に、男性キャラを描きたくない場合は、solo focusを入れると女性キャラに焦点がいきます。

百合は2girlsに強めのウェイトをかけないと、余計なキャラが混ざることが多いです。

3.キャラクターを特徴づけるワード

胸の大きさ、髪の長さ、色、瞳の色、肌の色など、キャラクターを特徴づけるワードを記述します。キャラクターのLoRAもここに記述します。

キャラクターを変更しない限りはここも固定です。

4.キャラクターの衣装のワード

水着とか、制服とか、裸とか、キャラクターの衣装に関するワードを記述します。ここは使いまわしが効くよう、いくつか好みのものをパターン化するといいです。

なんとなくエロい衣装にしたいというときに使えるオールマイティなワードがrevealing clothesです。
このワードを入れると露出が高めのエロ衣装になります。

5.状況を説明するワード

立っているとか、座っているとか、縛られているとか、セックスしているとか、本能のおもむくままに状況説明ワードを記述してください。

6.背景に関するワード

最後に背景に関するワードを記述します。
考えるのが面倒であれば、indoorsかoutdoorsを入れておけば、それなりの背景になります。

プロンプトについてはこちらの記事を参照してください。

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エロいAIイラスト生成に役立つプロンプト集 私がこれまでに使用したプロンプトを集めました。エロいAIイラストの生成に役立ててください。

補足

プロンプトは先に入力したものが優先されるとか細かい仕様はいろいろありますが、ぶっちゃけ細かいことはそこまで気にしなくて大丈夫です。

パッと見てどこに何が書かれているかがわかって、使いまわしが効く方が実用性が高いです。

Negative Prompt

Negative Promptは基本的には固定です。
ただし、特殊なケース下では問題解決のために個別にワードを追加したり、ウェイトを調整することがあります。

このあたりを入れてみてください。
なお、触手セックスのシーンにはpointy earsとtentacle hairは絶対に入れた方がいいです。
キャラクターがエルフの場合は、pointy earsは入れなくていいです。

私は使っていませんが、Negative Prompt用のTextual Inversionもあるので紹介しておきます。

その他のテクニック

冗長な表現は使わない

プロンプトはシンプルにした方がよいです。

white shirtはshirtの意味を含んでいるので、わざわざshirtを単体で入力する必要はありません。skirtも同様です。

冗長な表現は使わないようにしましょう。

過度な強調は使わない

１度全プロンプトを強調なしで記述して、精度が低いなと思ったときに該当ワードを強調するというステップを踏んだ方がいいです。

自分はこの表現が好きだから強調して、これも好きだから…、こっちもちょっと強調して…とやって強調だらけになると、最終的に品質が低下します。

好みで強調するより、精度が低いから強調するとした方が結果的に品質はよくなります。

特にキャラクターのLoRAを使っているときは、強調表現を使いすぎるとキャラクターの特徴が引っ張られることがあるので注意した方がいいです。