AIイラストを生成する上で、AIが明確に苦手とすることが3つあります。
- 手の描写が正確にできない
- 性器の描写が正確にできない
- セックスの描写が正確にできない
今回はこの3つの特徴について解説し、対策を考察します。
手の描写が正確にできない
AIでイラストを生成すると、すぐに気が付くのがコレです。
手が不自然だとイラスト全体が不自然に見えてしまうケースが多々あり、AIイラスト生成における致命的な欠点と言えます。
手の描写がうまくできないので、剣や武器など、物を持たせるのも苦手です。
Negative Promptに使用する手の補正に特化したTEXTUAL INVERSIONもありますが、劇的な改善には至りません。
最も楽で簡単な対策
最も楽で簡単な対策は…。手を描写しないことです。元も子もない対策ですが、AIイラスト技術がさらなる進歩を遂げるまでは、無理にこの対策に時間をかけることもないかなと思います。
具体的にどうやって手の描写を回避するか?
以下で紹介するワードをプロンプトに入力します。
- arms behind back 後ろ手にする
- arms behind head 両腕を頭の後ろに置く
この2つのワードは非常に便利で、手の描写をうまく回避することができます。
横たわっているときにも使えるので、ぜひ様々なシーンで応用してみてください。
性器の描写が正確にできない
これはもうその道に特化したAIモデルでもない限り無理です。学習の元でなってであろう日本の絵はほぼ100%モザイクが入っていますからね。
幸いにもという表現が適切ではないかもしれませんが、日本においては法律の問題で無修正画像を公開することはできないので、モザイクをかけることでごまかすことができます。
解決策はLoRA頼り
しかし、海外においては当然モザイクなしを好まれるケースもあるわけで、その場合はやはり特化したLoRAを導入するしかないと思います。
civitai(https://civitai.com/)で、penisやvaginaで検索するとよいでしょう。
セックスの描写が正確にできない
セックスに限らず、複数人が体を交える描写をAIは苦手としています。
体が融合してしまったり、足や腕が増えたりと、様々な問題を引き起こします。
やはり解決策はLoRA頼り
これも解決するにはセックスの体位に特化したLoRAを使用するのが1番です。例えば、civitai(https://civitai.com/)で、doggystyleやcowgirlやyuriで検索してみるとよいでしょう。
以下に私が今までに使用したことがあるおススメのLoRAとTextual Inversionを紹介します。
おススメのTextual Inversion
Textual InversionはキャラクターのLoRAと併用しても影響は少なめです。
体位 | URL |
---|---|
正常位 手首拘束 | Corneo's POV Bound Wrists Missionary Embedding https://civitai.com/models/4725/corneos-pov-bound-wrists-missionary-embedding |
騎乗位 | Corneo's Cowgirl position embedding for anime https://civitai.com/models/4218/corneos-cowgirl-position-embedding-for-anime |
パイズリ | Corneo's POV Paizuri Embedding https://civitai.com/models/4475/corneos-pov-paizuri-embedding |
おススメのLoRA
キャラクターのLoRAと同時に使用すると干渉しあうのでウェイト調整は必須です。
体位 | URL |
---|---|
後背位 | doggystyle v2 https://civitai.com/models/37907/doggystyle |
騎乗位 | POV Squatting Cowgirl LoRA [1 MB] https://civitai.com/models/8877/pov-squatting-cowgirl-lora-1-mb |
パイズリ 一人称視点 | POV paizuri v2 https://civitai.com/models/36836/pov-paizuri |
パイズリ 馬乗り | straddling paizuri https://civitai.com/models/55299/straddling-paizuri |
アイデア次第の一面も
他に回避策を考えるとすれば、私がよくやっているように触手ものにする(触手ものはLoRAがなくてもエロい表現可能)とか、事後の表現にする(相手なしで表現可能)などがあります。
このあたりはアイデア次第といったところです。
プロンプトについてはこちらの記事を参照してください。